Sunday, May 18

歩く練習

我々は幼児の頃から歩き出すので、歩く機能は当り前のものと考えています。 しかし、太晴は生後10ヶ月の時に怪我をしたので、自分で歩く機会が全くありませんでした。
必死に頑張り、一生懸命に練習を続け、太晴はユックリですが少しづつ“歩くこと”がどの様な動作なのかが判って来ました。

リハビリをする時、ロコマットと呼ばれるハイテク機械に縛り付けられ、彼の足に密着した器具に助けられて自分で歩くことが出来ます。ロボット技術の最近の進歩から身体障碍者も歩く経験が出来る様になりました。

太晴がトレッドミルの上を歩く時に時折見せる笑顔は我々には何物にも代えられない特別な喜びとなりました。
歩くことは太晴に“解き放たれた感覚”と“自分の体をコントロール”する快感を与えている様です。

我々は太晴が将来自分の足で歩けると信じていますーー映画の“フォレストガンプ”の主人公の様に!
その日が来たら、私達二人は心の底から声を限りに、“歩け!、歩け!、太晴!!”と叫ぶつもりです。







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